QUAYS pacific grill
ナンバー9ブリュワリー/ナンバー8ディスティラリー
コンセプトは大人の集合場所
ビール醸造がひとつのショーに
QUAYS pacific grillは横浜ハンマーヘッドというロマンチックスポットにあり、コーヒーの焙煎、クラフトビールの醸造、クラフトジンの蒸留を行い、ニューアメリカン料理を提供してくれる、トータルにそしてハイクオリティにオフタイムを楽しめる場所です。
入り口を入るとスタンディングコーナー、奥に置いてある焙煎機からはコーヒーの香りが漂ってきます。
1階はカジュアルに楽しめるダイニングという雰囲気で、外のテラスはペット犬の同伴もOK。
らせん階段を上がって2階に上がると目の前には、赤いハイチェアが印象的なバーカウンターがあり、その奥にジンの蒸留設備が見えます。
このメインバーを抜けて奥に入ると横浜港を見渡せる、落ち着いた雰囲気のメインダイニングが。
テラス席や個室もあり、ゆったりと食事を楽しめる空間です。
スターターからデザートまで
フルコースで楽しめるお料理
ニューアメリカン料理というフードメニューはアメリカ東海岸のレストランを思わせるラインナップ。サーモンの食べ比べが出来るサーモンサンプラーをはじめ、グルメなRバーガーから、クラムチャウダーなどのスープ、メイン、デザートまで、しっかりと落ち着いてディナーが楽しめるラインナップです。
自慢のサーモンは、青森産、チリ産、スコットランド産、ノルウェー産、ニュージーランド産の5種類。ビールで煮込んだ牛肉を、ホップを練り込んだ自家製トルティーヤで包んだタコス、ファラフェル、芽キャベツのフリットなど、お酒に合うお料理も豊富にあります。
オリジナルクラフトビールを提供する
ナンバー9ブリュワリーは魅せる醸造所
クラフトジンをはじめ、とにかくお酒の種類が豊富なメニューの中で、店内のナンバー9ブリュワリーでは、このレストランの最高のスターターとして、ローアルコール、飲みやすさをコンセプトにビールが醸造されています。
ビールだけでなく、バラエティ豊かなお酒をいろいろ楽しんでもらいたい、また、初めてのお客様にも飲んでもらいたいとのブルワーの思いが込められ、アルコール3.8%のセッションエール「ハンマーヘッドエール」に、キーズピルスナー、直焙煎コーヒーを使ったコーヒースタウト、アルコールなんと1.2%のオールデイズペールエールなどの定番ビールに、季節に合わせたビールを醸造しています。
ビール醸造設備は入り口横に1000リットルの発酵熟成タンクが5本並び、1階奥に醸造タンクが3釜と2カ所に分かれて設置されています。
醸造タンクと貯蔵熟成タンクを結ぶ赤いパイプがいいアクセントになった醸造設備はコンパクトに設計され、1階の客席からよく見えます。
ここでビールを醸造していることを見て知ってもらうためにも、醸造作業はお客様がいらっしゃる営業時間を考えてこまめに行っており、希望されるお客様には醸造見学も積極的に行っています。
ビールの醸造を一手に管理し行なっているブルーマスターの斎藤健吾さんは、少し変わった経歴の持ち主。
神奈川県出身で、茅ヶ崎のクッキー専門店の店長から転身、湘南ビールの出荷担当を経て、ハーヴェストムーンで10年間働き、ニュージーランド、オーストラリアの醸造所を回って勉強をし、縁あってこのナンバー9ブリュワリーの立ち上げから関わるようになったそうです。
もともとビールが苦手でしたが、美味しいインペリアルスタウトを飲んで感激、ビールの道へ入ったそうです。
「だからお酒が弱い女性の気持ちもよくわかるんです」と笑って話してくださいました。
「お客様から見える醸造所だからこそ、ここはひとつのステージだと考えて仕事をしています」という斎藤さんのポリシーはとにかく魅せる醸造だと言います。
設備内のタンクは常にピカピカに磨き、綺麗にしておくこと、醸造作業は2回、2日間に分けて敢えて行い、ここで醸造しているということが見えるよう工夫しているのだそうです。
夜は特に綺麗に見えるのでお客様が多くなる夜に作業することも多いとか。
ブルワーにとってのステージとなっている醸造所なのです。
斎藤さんのこだわりは材料であるモルトやホップにもあります。
例えばニュージーランドからマヌカハニーで有名なマヌカの木でスモークしたモルトを独自に輸入して使用したり、信州早生という国産ホップをフレッシュなまま運んで使ったフレッシュホップビールを醸造するなどいろいろなことにチャレンジしています。
ホップやコーヒーも使ったクラフトジン
ナンバー8ディスティラリー
さらに2階のナンバー8・ディスティラリーでは、ドイツのアーノルドホルスタイン社製の蒸留機でお店の看板となるオリジナルの横浜ドライジンをヘッドバーテンダーの深水稔大氏が蒸留しています。
ナンバー8という名前にちなんで、ジュニパーベリー、イエルハブエナ、レモンバーベナーはじめ、神奈川産のみかん、無農薬レモン、アボカドの種に、お店で焙煎しているコーヒー豆、ビールにも使う生ホップという8種類のボタニカルと吟醸酒粕焼酎を原料に使った、風味豊かなお料理に合わせやすいジンです。
また、クラフトビールにクラフトジン、焙煎したてのコーヒーを使ったQUAYSならでは「クラフトカクテル」も人気です。ミントとビールを合わせた「ビアモヒート」や、横浜発祥のカクテル「ジャック・ター」、コーヒーを使った「コーヒーネグローニ」など、バラエティ豊かなカクテルを満喫できます。
無限に楽しめるマリアージュ!
ビアフライトに、サーモンサンプラーがオススメ
オリジナルビール4種類を飲み比べできるビアフライトと、世界のサーモンを食べ比べできるサーモンサンプラーは、ペアリングを楽しみたい人にオススメのメニューです。
シャンパンよりも優しく、ごくごく飲んでも安心な超低アルコールのオールデイズペールエールは、柚子の香りをつけた、さっぱりとした青森産サーモンとの相性が抜群。ほんのりと感じるビールの甘味がサーモンのコクを増してくれます。
喉越しが良くキレのあるQUAYSピルスナーは、脂がのったノルウェーサーモンの甘味、旨味を味わいながら飲みたいビールです。
ジンでマリネしたノルウェーサーモンを自家製ベーグルスライスにのせケッパーソースをたっぷりかければ、時間をかけて楽しむお食事の最高のスターターとなるはずです。
小麦、オーツ麦も入り、まるでフルーツジュースのように香りも楽しめるヘイジーIPAは、苦味と甘みのバランスも良く、これだけでも楽しめますが、チリ産のサーモンを3種のチリでマリネした辛味と旨味をプラスするとさらに複雑で深みのある味わいを堪能できます。
焙煎したてのコーヒーを贅沢に使ったコーヒースタウトは、食事の最後をデザートともに締めくくるにはぴったりのビールです。
もう少し冒険したいなら、スコッチウイスキー・ドゥワーズでマリネしたスコットランド産サーモンを合わせては如何でしょう。
サーモンに添えられたクリームをたっぷりつけて合わせると、濃厚な味わいが口の中に広がり、スコットランドへ旅することができるでしょう。
QUAYSには、前菜からメイン、デザートまでお料理も豊富、そして、それ以上に、ビール、ワイン、カクテルなどお酒のラインナップが豊富です。
お酒とお料理のマリアージュは無限大です。
お店の造り、サービス、フードやドリンクのラインナップはニューヨークやポートランド、サンフランシスコのレストランを思わせ、伝統とモダンが融合したテイストが感じられます。
日本にいながらにして「非日常」「オフタイム」を満喫できる場所です。
美味しいビールやクラフトジン、香り高いコーヒーが飲みたい時はもちろん、ゆったりとした時間、港を見ながら過ごしたい時にも、ぜひ訪れてはいかがでしょうか?
レストランファサード
QUAYS pacific grill
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2丁目14−1 横浜ハンマーヘッド1F/2F
045-900-0310
quays@huge.co.jp
https://www.huge.co.jp/restaurant/new-american/quayspacificgrill
営業時間(自粛期間中の営業時間)
月-金 11:00-20:00
土・日 8:00-20:00
土、日、祝日は8:00~11:00の間、モーニングメニューをご提供いたします。
Brewery No 9 Infobox
ナンバーナイン・ブリュワリーの醸造設備には、BETマイクロ醸造システム(500リットル)が使われています。
完全カスタマイズでつくられた醸造システムは、マッシュケトル、ラウタータン、ワールプールの3つから構成されます。
マッシュケトルには、モルトが固まらないようにする撹拌(かくはん)機が付いており、ラウタータンには、タンクの中に残った麦芽の搾りかすを簡単に取り除ける熊手が付いています。
醸造システムはセミ自動式で、日本語対応のコントロールパネルからいつでも操作が可能です。
中央のパイプラインには、手動で操作ができるバルブも装備されており、必要に応じて調整ができます。
醸造システムは、ステンレス鋼のパイプで外部の発酵ルームにも繋がっており、 限られたスペースで効率的に生産ができるよう、5つの1000リットル円錐型発酵タンクが設置されています。
さらに醸造システムには、加熱タンクや予備用の定置洗浄 (CIP) ポンプ、Alfa Laval社製のプレートクーラー、SCHEUER社製の樽洗浄機、SCHÄFER社製のステンレス製樽、Continental社製ホース、そしてドイツ製のモルト粉砕機なども備え付けられています。
Distillery No 8 Infobox
ガラス越しに設備が見えるジン蒸留所「ナンバーエイト・ディスティラリー」では、ドイツ製の蒸留塔(100リットル)が使われています。
蒸留塔には、アーノルドホルスタイン社製のものを使用。
アーノルドホルスタインは、世界的に有名なプレミアムクラフト蒸留器を製造する、ドイツ最古の蒸留器メーカーとして知られています。
水蒸気加熱方式蒸留機には、商品としては使えない液体の「頭」と「尻尾」、そして商品として使える「体」の部分をそれぞれ分けて貯められる受水槽がついています。
また洗浄時に使えるステンレス鋼タンクと定置洗浄 (CIP) ポンプも備え付けられています。