ドイツでホップ収穫が始まりました

ドイツの全てのホップ産地5か所、Hallertau、Tettnang、Elbe-Saale、Spalt、Bitburgで収穫が始まりました。 収穫期間は8月中旬から9月末までで、 品種により収穫期間が異なります。 下記グラフにそれぞれの基本的な収穫期間が書いてあります。

すでに成熟したホップ品種はほとんど摘まれて、乾燥されました。 それに伴い、ドイツのホップ農家組合(Verband Deutscher Hopfenpflanzer e.V.)が2018年のホップ収穫の予想を発表しましたが、 ドイツ全体で40124トンが見込まれています。 ちなみに2017年は41556トンでした。
結果として、昨年に引き続き今年も収穫量も、 アルファ酸の割合もともに過去10年間の平均より低くなると考え られています。

ホップ収穫量【kg】

収穫量とアルファ酸数値が連年で平均を下回った理由は、 天候です。  今年も夏が暑く、雨量が少なかったのです。 利水設備が今一つ十分でないドイツでは少雨はホップの生産にかな りの影響を与えます。
早咲きの品種の成長時に雨量が少なかったので、 ルプリーン値が上がらないのです。収穫時期の遅めの品種には、 これからの天候が影響します。 ホップの収穫について最新情報を入手したら、またお伝えします！

ハラタウ産地・温度【ºC】

ハラタウ産地・降水【mm/m2】

テットナング産地・温度【ºC】

テットナング産地・降水【mm/m2】

*30年平均

ドイツ産、フランス産のホップ品種について詳しくはこちらです。

典拠:ドイツのホップ農家組合( Verband Deutscher Hopfenpflanzer e.V.)