2018年は、「バイエルン」という州にとって歴史的記念の年です。まず200年前に遡ると、「1818年のバイエルン王国憲法制定から200年」の年になります。更に、100年前の1918年、バイエルンは「自由州バイエルン」を宣言しました。そして、今から30年前の1988年、バイエルン州政府初の海外事務所として「バイエルン州駐日代表部」が東京にオープンしました。
さて、この記念すべき2018年、バイエルン州駐日代表部は30周年記念のマークとグラスを作りました。
このマークは、日本のお祝い事に用いられる「水引」と、バイエルン州の名物であるハート形パン「プレッツェル」をモチーフにしています。「水引」の結び目を「プレッツェル」で表し、色はバイエルン州のシンボルカラーである「白」と「青」、 日本の旗の色でもあり、慶事に用いられる「赤」、そして、お祝いの気持ちを表す「金」を使っています。
記念マークだけではなく、実はこのマークが印刷されたオリジナルグラスも、日本とバイエルンの文化を繋げています。なぜなら、このグラスは元々日本酒とビールのテースティンググラスとして、開発されたのです。
ドイツのグラスメーカーSAHMは「Sensorik」(意味は感覚)というラインアップで、官能検査専用のグラスを開発しています。そのシリーズの中に、420mlの足付きグラスと、タンブラーがあります。小さな100mlのグラスが2017年でDrinktecという世界一番大きい醸造・飲料専用展示会に紹介されて、2018年の第一四半期から販売されています。日本で初めて、バイエルン州駐日代表部がこのグラスを使用しました。